トップメッセージ

写真:代表取締役社長 松岡 宏泰

当社配給作品の豊富なヒットを中心に、映画事業が業績を牽引
営業利益の最高益を3年連続で更新

2026年2月期は、当社グループの長期ビジョン「TOHO VISION 2032」の実現に向けた「中期経営計画2028」のスタートとなる極めて重要な1年でした。この新たな挑戦の年において、当社グループは以下の通り各事業に邁進し、3年連続となる過去最高益の更新という、素晴らしい成果を収めることができました。

映画事業においては、メガヒットを記録した「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」、邦画実写の興行収入記録を塗り替えた「国宝」の他、「名探偵コナン隻眼の残像(フラッシュバック)」「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」が興行収入100億円を超える大ヒットとなりました。東宝東和配給作品の「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」「ジュラシック・ワールド/復活の大地」等が高稼働し、業績に大きく貢献しました。また、「ズートピア2」や「マインクラフト/ザ・ムービー」等の他社配給作品も好調に稼働しました。その結果、東宝グループの国内配給作品の興行収入が歴代年間記録を更新し、映画営業事業、映画興行事業共に大きな成果を上げることができました。
IP・アニメ事業では、「ゴジラ」をはじめ、「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」等のTOHO animation作品の配信利用や商品化権等の各種配分金収入が引き続き貢献しました。
演劇事業においては、帝国劇場の一時休館中も、シアタークリエや外部劇場を活用し、当社主催公演の回数確保に努めました。「ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE」が大盛況を収めたほか、「ミュージカル『エリザベート』」や、「舞台『千と千尋の神隠し』」上海公演およびソウル公演等の話題作が好評を博しました。
不動産事業におきましても、全国に所有する不動産が堅調に稼働したことで増収となりました。

これらの結果、当社グループの2026年2月期は、営業収入3,606億6千3百万円(前年同期比15.2%増)、営業利益678億8千9百万円(同5.0%増)、経常利益701億4千万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益517億6千8百万円(同19.4%増)と過去最高だった前期を上回りました。

「中期経営計画2028」の2年目となる今期、当社がグループの総力を挙げて最注力するのが、山崎貴監督による待望の新作「ゴジラ-0.0」です。本作は日米同時期での公開を予定しており、2024年にグループ入りしたGKIDSが北米配給を担うなど、グループシナジーを最大限に活用したグローバル展開を加速させてまいります。当社幹事作品である「汝、星のごとく」や「劇場版『薬屋のひとりごと』」など、実写・アニメともに強力なラインナップをそろえております。また、TOHO animationにおいても「スノウボールアース」「ふつつかな悪女ではございますが〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜」といった期待の新シリーズを投入するほか、人気アニメシリーズの続編も数多く予定しております。

通期業績見通しは、営業収入3,450億円、営業利益620億円、経常利益670億円、親会社株主に帰属する当期純利益410億円と前期実績には及ばないものの、期初の業績見通しとしては過去最高の水準を見込んでおります。

グループ・スローガン「Moments for Life その時間が、人生の力になる。」、グループ・パーパス「心を揺り動かし、人生の力となる時間を届け、人々の幸福に貢献する」のもと、さらなる企業価値向上を目指し、グループ一丸となって一層の成長に邁進してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2026年5月

代表取締役社長 松岡 宏泰